新作狂言「根日女」

■あらすじ

舞台は、播磨国の賀毛の里(兵庫県加西市)。この地の国造(くにのみやつこ)許麻(こま)の美しい娘・根日女(ねひめ)の噂を聞いた2人の皇子「おけ」と「をけ」は、隠れ住んでいた志染の里(しじみのさと)から、根日女に会いにやって来る。根日女の父・許麻は、2人の皇子を敵の間者と疑いとらえる。根日女は2人の皇子を助け、2人の皇子は根日女に求婚する。しかし、互いの気持ちを知って譲り合ううちに、皇子たちは都に戻ることになった。そして数年後、「おけ」と「をけ」は再び根日女に会いに来るが、根日女は病を得て帰らぬ人となった。根日女の亡骸を納めた墓は「玉丘古墳」、その村は「玉野」と呼ばれ、その愛の記憶を1500年後の現代に伝えている。